先週の将棋界(8/27~9/2)

先週の将棋会

先週の将棋会を簡単に振り返ります。

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【王位戦】菅井竜也王位が豊島将之棋聖に勝ち、3勝2敗とリード!(8/30)

日本将棋連盟より引用

菅井竜也王位に豊島将之棋聖が挑戦する第59期王位戦七番勝負の第5局が、

8月29・30日に徳島県徳島市「渭水苑」で行われました。

菅井王位が133手で豊島棋聖を破り、3勝2敗とタイトル防衛まであと1勝としています。

 

今回も菅井王位の向飛車!

振り飛車受難のこの時代に、

振り飛車オンリーでタイトル戦を戦い抜こうとしている菅井王位。

その姿にはシビレますね〜。

ちなみに菅井王位の王位戦成績は、33勝11敗(0.750)とかなり勝率が高く、

王位戦を得意とされている感じがします。

 

ここまで先手が全て勝利してきている王位戦番勝負なので、

次局先手の豊島棋聖がやや有利かもしれませんね。

勝負の行方が気になる第6局は 、

9月10・11日に神奈川県秦野市「元湯 陣屋」で行われます。

 

新四段誕生!本田奎三段と山本博志三段(9/2)

「奨励会」三段リーグ最終日の対局が2日に東京都渋谷区の将棋会館で行われ、

本田奎(けい)三段が通算15勝3敗、

山本博志三段が通算13勝5敗で四段昇段を果たしました。

(正式昇段日は10月1日付です)

 

厳しい奨励会の三段リーグを勝ち上がってきたお二人です。

本田新四段(写真左)は宮田利男八段門下。

神奈川県川崎市出身の21歳で、豊島棋聖を目標にする序盤の研究家だそうです。

山本新四段(写真右)は小倉久史七段門下。

東京都江東区出身の22歳で、最近の将棋では珍しいノーマル三間飛車の使い手です。

 

今後のご活躍を期待しております!

 

八王子将棋クラブ閉所に(8/29)

…悲しいお知らせです。

羽生竜王・中村王座を始め、

数々のトップ棋士を生み出してきた「八王子将棋倶楽部」が、

年内限りで閉所されるとのことです。

 

「八王子将棋倶楽部」では1977年に開所するときに、

当時の将棋道場は「大人のたまり場」という印象が強かったのですが、

完全禁煙にして子供が来やすい環境を作り、会報「八将タイムス」も発行するなどして、

誰もが親しめる場所に育て上げたそうです。

なお開所したての頃、将棋を初めて間もない羽生少年を優しく受け入れ、

当時最下級であった7級よりも大幅に低い「15級」を設定、

その結果昇級が次々とされるようになったため、

羽生少年のやる気が育ったというエピソードも有名なところですね。

 

そうした将棋少年にとって名門中の名門である「八王子将棋倶楽部」の閉所の報に、

ここで腕を磨いた棋士たちは、一様に「残念。」とのコメントを発表されています。

閉所の理由はビルの老朽化と、

席主である八木下さんの健康不安(週三回の人工透析が必要とのこと)だそうですので、

致し方ないところではありますね。

 

将棋いちファンとして、

長年将棋の普及に多大な貢献をされたきたこの道場の終焉は、とても寂しいものです。

…今度閉所前に、一回訪れてみようかな?

【番外】次男くん、将棋駒に興味津々!(9/1)

*写真は8月上旬のもの。どうでもいい情報。

親バカコーナーお付き合い下さい(笑)

 

…最近は次男くんが将棋の駒を触りたがるので、

長男くんが保育園に行っている間に、好き勝手に触らせております。

駒がカチャカチャ音を立てるのがお気に入りらしく、

私が振り駒をして音を鳴らすと、「キャッキャ!」と笑います。

なんか木の音って、赤ちゃんは結構反応するらしいので、

今の次男くんにとっての将棋の駒は、楽器みたいな感覚なのかもしれません。

 

色々な面がある将棋…。

やっぱ将棋はサイコー!ですね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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