将棋文化検定対策⑤ 検定用模擬試験問題 その2

将棋文化検定対策

独自作成した検定問題

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Aコース想定模擬試験問題(筆記含む)

今回の模擬試験問題は筆記も加わります。

かなり難しいので、出来なくても仕方ないかも(苦笑)

全部で10問です。

問題

①天童市の駒作りは、江戸時代末期に天童藩の奨励によって発展しました。
その天童藩の藩主は何家ですか。
(1)上杉家  (2)伊達家  (3)織田家

 

②第35回将棋大賞の升田幸三特別賞を受賞した
故真部一男九段の「指していない手」は次のうちどれだったでしょうか。
(1)△5二銀  (2)△3四飛  (3)△4二角
③昭和33年3月までの段位免状の文面は、
現在とは異なり、すべて
「夙ニ将棋ニ○○ヲ有シ 研鑽年アリ
進境顕著ナルヲ認メ茲ニ(~段)ヲ允許ス」でした。
○○に入る文字は何だったでしょうか。
(1)趣味  (2)努力  (3)情熱  

 

④最年少竜王の記録を持っているのはだれでしょうか。
(1)羽生善治  (2)渡辺明  (3)糸谷哲郎

 

⑤清水市代女流六段のタイトル獲得数は女流歴代1位です。
いくつでしょうか。
(1)40期  (2)43期  (3)45期
⑥詰将棋作家としても名高い内藤國雄九段の代表作で、
映画のタイトル名が付けられている詰将棋作品は、次のうちどれでしょうか。
(1)駅馬車  (2)影武者  (3)ベン・ハー
⑦詰将棋作品で、現在最長の手数は何手詰でしょうか。
(1)1519手詰  (2)727手詰  (3)555手詰
⑧タイトル保持者への表彰状は、名人位は推戴状、
竜王位は(  )です。 (  )の中を答えて下さい。
⑨去年引退された「もりけいじ」九段。
名前を正しく漢字で書いて下さい。
⑩初段免状の文面です。
「夙ニ将棋ニ 丹念ニシテ 研鑚怠ラス
(   )ナルヲ認メ 茲ニ初段ヲ 允許ス」
(   )内の漢字四文字を答えて下さい。

 

解答

① (3)織田家
織田家の家老・吉田守隆(通称大八)は、
苦しい下級藩士の生活を救うため、
駒作りの指導者を米沢藩から招き、
将棋駒の内職を奨励しました。
将棋は戦の修練になるとのことで、
武士のプライドを傷つけずに、
将棋駒の内職を普及させることに成功しています。
② (3)△4二角 
対戦相手は豊島将之四段で、
体調不良のために指せなかった手は△4二角でした。
詳しくは当ブログ
将棋 なんじゃこりゃ用語⑥ 投了(その1)」で説明しています。
*△4二角の技術的な説明はありませんのでご了承下さい。
③ (1)趣味 
昭和33年4月からは段位の文面がすべて同じではなくなりました。
愛棋家で作家の瀧井孝作氏が撰文しました。
④ (1)羽生善治 
最年少竜王の羽生さんは19歳3カ月、2位の渡辺さんは20歳8カ月です。
渡辺竜王のイメージが強いので、間違えやすいですね(汗)
⑤ (2)43期
清水女流のタイトル獲得数は、
女流名人10、女流王将9、女流王位14、倉敷藤花10の合計43期です。
…ぶっちぎりですね。
⑥ (3)ベン・ハー
若いころ、洋画「ベン・ハー」を見て感動した内藤九段が、
約四十年後に完成させた作品です。
⑦ (1)1519手詰 
橋本孝治氏作の「ミクロコスモス」が、1519手詰で最長です。
⑧ 推挙状
竜王位は推挙状になります。
下は第30期竜王就位式での一枚。
写真をよく見ると、「推挙状」となっておりますね。

日本将棋連盟から引用

⑨ 森雞二
たいてい「森けい二」とひらがな表記になっています。
⑩ 進歩顕著
ちなみに二段の免状は「進顕著」となり、
間違いやすくなっております。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

  1. ぶりあん より:

    4点_| ̄|○
    ちなみに正解できたのは1・4・5・7問です。織田家は知ってました^^

    • うに うに より:

      かなり難しい問題ですからね、仕方ないと思いますよ。
      でも将棋文化検定のAコースは、このレベルの問題らしいです(^_^;)