みんな通る道…かなぁ?
実践 どうぶつしょうぎ
我が家の長男くんが、将棋を初めて覚えた頃のお話です。
…まあ将棋と言っても、将棋の入門用として知られている
「どうぶつしょうぎ」のことなのですが、
対局前と後の挨拶やそれぞれの駒の動かし方、初形の並べ方など覚えて
いざ実践!
私との初対局です。
ご存知の方も多いでしょうけど、「どうぶつしょうぎ」の初形って
「ぴよ」と「ぴよ」が向かい合ってるのですよね。
だから先手は初手で「ぴよ」を取れるのです。
挨拶が終わるやいなや、
ガチン!!
勢い良く「ぴよ」の上に「ぴよ」を乗せ、私の駒を取る長男くん。
どこか満足気です。
その後もコマの取り合いは続きますが、
やっぱり駒を取る時は、必ず駒の上に自分の駒を乗っけます。
…いつもでっかい音を立てながら。
この所作(?)って、将棋を覚えたての頃よくやりますよね。
私も小学生の時の覚えたての頃、多分やってましたもん(笑)
どうやら、駒を取ったことを最も実感する取り方らしいです。
…あ。
そのことは長男くんに聞いたわけではないですよ。
今まさに同じ所作をしている嫁に聞いたんです(苦笑)
「だって、取った気になるじゃん。」って。
…嫁もまだまだ(どうぶつしょうぎ含め)将棋を覚えたてなので、
長男くんと二人で「どうぶつしょうぎ」をすると
がっちん!がっちん!
うるせーうるせー!(笑)
2回目は私がわざと負けて初勝利。
わざと負けるのは、案外難しいのね。
覚えたてキッズの将棋の楽しみ方
以前宇都宮に住んでいた頃、
「ゆるーい将棋教室」という将棋教室によく通ったという話をしましたが、
(「フレンチトーストで朝食を①」と「②」参照)
そこで覚えたてのキッズが将棋をしているのを見てましたけど、
やっぱり自分の駒を相手の駒の上に置く動作は、
よく見かけましたね。
思うのですけど将棋の指す一種の快感の一つに
「相手の駒を取る」ということもあるんじゃないでしょうかね。
その悦びを表現するのが、それらの所作なのではないかと。
やっぱり駒を取るたび、みんなニコニコしますから。
詰みを意識するということ
ただご存知の通り駒をいかに沢山取ろうとも、
将棋は相手の王様を詰まさない限り勝てません。
この王様を「詰ます」という感覚が分かれば、
勝てるようになっていくのでしょうけど、
「詰み」がよくわからないうちは、
駒を取る行為自体が一番将棋で楽しいのでしょうね。
「詰み」が分かって勝てることの楽しみを覚えるのは、
また次のステップです。
そこが恐らく「超」初心者を脱皮した証のような気がします。
たぶんこの「詰み」が分かる頃には、
駒の上に駒を置くという動作はなくなっていくのでしょう。
だって、相手の王様を動かせなくして勝った方が、
駒を取るという単純な行為よりも、何倍も楽しいのですから。
我が家の「超」初心者が、
相手の駒の上に駒を乗っけない日はいつ来るのかなあ。
早く来るといいなあ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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