【レトロ】黒電話の使い方【アナログ】

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『サザエさん』の中で使われるヤツ

黒電話です。

多分使ったことが無いという人のほうが多いシロモノでしょうね。

国民的アニメ『サザエさん』で使われているのを見るだけで、実物すら見たことがない人も多数じゃないですかね。

今回はそんな黒電話を、見たことも使ったこともない方に使い方をお伝えする記事です。

とはいえ、オッサン世代が昔を懐かしむ意味合いのほうが強いかも知れませんが。

 

携帯普及前夜

この黒電話ですが、実は嫁の実家ではかなり長い間現役で使われておりまして、たま〜にこの黒電話の話題が出てきたりします。

今はさすがに黒電話は使っていませんが、嫁の実家には、ひっそりと黒電話が眠っているはずです。

 

昔は家に電話一台だけなんてザラでしたね。

私と嫁が付き合い始めた時期も、まだ携帯電話とかも一般的ではなく、ポケベル全盛時代でしたよ。

全盛時代とはいいながら、二人共ポケベルを持っていないので、連絡は専ら家電話のみ。

嫁の実家に電話する時は、いつもドキドキしてましたね。

お母さんが出るならまだしも、お父さんが電話に出たらどうしようって…(苦笑)

…今の人達は、こうした無用の心配をしなくていいから羨ましいです。

 

ダイヤル式の電話の掛け方

話がそれました。

黒電話の掛け方です。

黒電話と言いますか、ダイヤル式の電話の掛け方になりますけど…。

  1. まず、意外に重たい受話器をとります。
  2. ツーと通話音が鳴っているのを確認します。(公衆電話なら10円を入れます)
  3. かけたい電話番号の数字の位置(例えば3なら3番の穴)に指を入れ、右側にダイヤルを回します。
  4. その際、数字のゼロの隣にあるストッパーの位置(指止め)まで、指が当たるまで回します。
  5. 指がストッパーに当たったら指を引き抜きます。
  6. するとダイヤルが勝手に回って元の位置に戻ります(パルス音が聞こえると思います)。
  7. 上記動作を電話番号分繰り返します。
  8. 番号を全部入力し終わればつながります(番号が間違っていなければ)。

 

…こうして改めて説明文にしてみると、色々思い出されることがありますね。

まずは受話器を取るところから始まりますけど、これ、案外盲点です。

掛け方を知らないと、まずはここからつまずきそうです。

 

次に「ツー」という電子音(?)

これが聞こえている間にダイヤルし始めないと、「プーッ、プーッ、プーッ…」という断続的な電子音に変わって、もう一回受話器を戻さなければなりませんでした。

電話帳で掛ける相手の電話番号をちゃんと調べてから受話器を上げないと、よくタイムオーバーになったことが思い出されます。

 

あとはダイヤルですね。

このダイヤルを回した後、無理やり戻すテクニック(?)を使う人がいまして、その人の掛ける電話のスピードが、めちゃめちゃ早かったこと早かったこと(笑)

9や0が多い電話番号などはダイヤルが戻る時間が大幅に増えるため、この乱暴なテクニックによってかなりの時短になってましたよ。

今は全て一発ボタン操作ですので、電話を掛ける人によってそのスピードが違うなんてことは無いでしょうけどね。

いやー、懐かしいなぁ。

 

黒電話のメリット

黒電話は、もちろん電話をかけるという機能しかありませんから、そりゃあもう不便と言えば不便でしたよ。

受話器は重いし、電話番号は記憶できないし、ナンバーディスプレイでもないし、呼び出し音は「ベル」の一択だし……。

 

ただこうした不便さを差し置いても、黒電話はスゴイ機能を一つだけ持ってます。

それは、停電・災害時でも繋がるということです。

もともと黒電話には、電源コードが無いですからね。

電話線に繋げるだけであら不思議、それだけで使えちゃいます。

電話局が機能していないとか、電話回線がズタボロということでなければ、電話をかけることができるんですね。

バッテリーが切れたら全く使い物にならなくなるスマホやガラケー(フィーチャーフォン)とは違うこの無骨な機能。

その黒電話のメリットは最近見直されつつあります。

黒電話が災害時に使えるからと言って、掛ける相手の電話番号を覚えているかどうかの問題は出てきます。
今は自分のスマホの電話番号ですら覚えていない人がいるほどスマホに記憶を依存しすぎですので、あなたの大事な人の電話番号くらい覚えておきましょうよ。

意外と高い?黒電話

こうして見直されてきている黒電話ですが、昨今のレトロブームも相まって、意外と高値で取引されているようです。

まあ流通しているのはほとんどが中古のモノでしょうから、美品を狙う場合は高くなるのもいたしかたないでしょうね。

持っていれば災害時にも活躍するかも知れませんから、単なるインテリア以上のモノにはなるでしょう。

 

今回こうした記事を書いていて、私自身も懐かしくなりました(笑)

昔を思い出して黒電話に触れたくなりましたね。

今度嫁の実家にお邪魔して見せてもらおうかなぁ…。

 

この記事を書いてから嫁に黒電話の話をしたら、「黒電話はNTTに返したよ。」とのこと。
あの電話機ってNTT(電電公社)からの借り物なんですね…。
知らなかった…。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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コメント

  1. ぶりあん より:

    あー黒電話最近見てないですねぇ
    なつかすぃ(・x・ ).o0○

    家電とかも最近はボタンのばっかですもんねぇ(・x・ ).o0○
    あ腕時計だけは秒針ないとなんかイヤなのでデジタルには一生しないと思いますw

    • うに うに より:

      私も秒針は欲しい人ですね〜。
      というか、私は機械式時計大好き人間なんです(^^)
      電話にせよ時計にせよ、アナログなものに心ときめかしちゃうんです(^^)

  2. より:

    うちの固定電話は黒電話ですがナニか?
    約5年前までスピーカー付き有線電話も黒電話でしたがナニか?

    • うに うに より:

      ぬ さん、コメントありがとうございます!

      …凄いじゃないですか黒電話が現役だなんて!
      煽り抜きに、久しぶりに黒電話で電話をかけたいですよ!