最先端の江戸切子
暑い時期に涼やかな器を
なんか毎度言ってる気がしますが、今年も暑いですね。
毎年「暑い」が流行語大賞を取れないのが不思議なくらい暑い!
…………。
…とまあ、わけのわからない文章を書くくらい暑いので、
見た目も涼やかな器、江戸切子のお話でもさせてください。
気分だけでも涼しくなりましょう。
「切子」とは、ガラス加工・工芸の工法であるカットグラスの和名のことで、
主に江戸切子と薩摩切子の2種類があります。
今回はその一つ、江戸切子のご紹介です。
江戸切子の特徴としては、押し出し感の強い、その切り口の大胆さですね。
かなり深めにガラスを彫っていて、見た目にもシャープさが際立っている感じです。
また江戸切子の模様は、東京(江戸)を代表するデザインとも捉えられており、
東京スカイツリーでは、
江戸切子をモチーフにした演出がそこかしこに施されています。
すでに東京を代表する伝統工芸品として名が知られてきていますが、
本日ご紹介する「華硝」さんの作品は、
今までの江戸切子と比べても、とても芸術性が高いモノとなっており、
日本を代表する美術品と言っても差し支えない代物です。
洞爺湖サミット贈呈品
私が「華硝」さんを知ったのは、洞爺湖サミットの直後くらいですね。
洞爺湖サミットの贈呈品として選ばれた、
普通の江戸切子にない意匠で彫られた江戸切子ということで、
何かのテレビで紹介されていたんですね。
で、ソッコーでネットで調べて「華硝」さんを見つけ、そのままブックマーク。
今調べ直したら、洞爺湖サミットはちょうど十年前ですよ。
そうしますと私のブラウザには、
十年間ずーっと「華硝」さんのブックマークが登録されてたわけですね(笑)
…話を戻します。
その今までにない「華硝」さん独自の意匠というのが、
「米つなぎ」という紋様です。
言ってしまえば力強さ一辺倒であった今までの江戸切子とは違って、
丸みを帯びたとても繊細で優しい印象を与えることに成功しています。
米つなぎの紋様は華硝のオリジナル紋様です。米粒がつながっている様子を表現した規則的な紋様です。 〜中略〜 連続した技のために、一度、席を外してしまうと、手加減が変わってしまうということで、この作品の制作の際には、高い集中力を持って、いっきに作品をつくりあげていきます。微妙に一つずつの粒の大きさを手の加減で変えています。それが美しく見える秘訣なのです。
華硝ホームページより引用 一部改変
今までにない紋様ということで、
やはりそこには技術的難題があったろうことは容易に想像できますが、
席を外さず一気に作り上げねばならないとは思いませんでした。
これはそうとう集中力が必要ですよね。
ちなみにその難易度のためか、この「米つなぎ」加工ができる職人さんは、
たった一人だけです。
プレミアム感満載の切子
私は一度だけ亀戸にある本店を訪れたことがあるのですが、
やっぱり本物は違いましたね!
実際見てみると、「米つなぎ」の作品はとても繊細で、
今までの直線基調の江戸切子とは全く違う表情を見せていました。
他にも素敵な作品がたくさんあり、見ているだけでも楽しめましたので、
「華硝」さんのホームページを見てちょっとでも気になったら、
一度実物をご覧になることをオススメします。
最近は日本橋店も出来たそうなので、そちらでもいいかもしれません。
亀戸本店の方は「え?こんなところにあるの?」というところにあるので、
しっかりホームページ等で場所を確認して行ったほうがいいですけどね(笑)
最後に「華硝」さんのホームページと
プレミアムな作品を3点(残念ながら全てSOLD OUT)をご紹介して
終わりにしたいと思います。
「江戸切子の店 華硝」↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント
うはw「宙吹ぐい呑み」で冷酒飲みてぇ( ̄¬ ̄*)じゅる♪
江戸切子いいですよねーいくつか愛用してます^^
江戸切子、いいですよね。
私も一つ持ってたのですが、落として割ってしまって…(T_T)
次に購入するのは華硝さんのにしたいです(^^)
もちろん、プレミアムじゃないやつですね(^_^;)