お取り寄せ可能で取り揃えました
お勧めご当地食材・食べ物 第四弾【番外編】
またも私自身は住んだことがない地域ですが、
実際に食べたことのある食材で、絶品だったものをご紹介させていただきます。
今回も「楽天」でのご用意です。
千葉編
前回は夏が旬の食べ物であるウニをご紹介しましたが、
今回は冬(12月〜1月)が旬のモノ、「ハバノリ」ご紹介いたします。
…これまた凄く美味しい食材ですぞ!
『美味しんぼ』にも登場
千葉では「ハバ」、静岡の伊豆では「ハンバ」という海苔。
もともとアサクサノリの代用品として食べられてきた歴史があり、
見かけが不格好なため、地元の漁師さんたちで消費してしまい、
市場に出回ることはほとんどなかったという海苔です。
初期の『美味しんぼ』(漫画)では、
拒食症の女の子に食べさせる食材として出てきたこともあり、
その話を覚えているかたもいらっしゃるかと思います。
伊豆出身のその拒食症の女の子は、炙ったハバノリの匂いで昔を思い出し、
そのまま食べて生きる気力を取り戻すというような回でした。
高級食材
*伊豆大島ナビより引用
ハバノリは、今では採れる量が激減してきているので、
もうすでに高級食材と化しています(汗)
食べたいと思っても、なかなか食べられるものでは無くなってきているのですね。
…私もその存在は知っていましたが、
ハバノリを食べることができたのは、本当に最近のことです。
千葉のお雑煮の定番
千葉も広いので一概にひとくくりには出来ないですが、
九十九里に近い辺りだと、このハバノリを使ったお雑煮が、
お正月に食べるお雑煮としては一般的だそうです。
私が初めて食べたのもまさしくお正月で、
九十九里に近い地域でのことです。
実はお正月に、義父のご実家にお呼ばれしたときに食べたのが初めてで、
その時に食べたお雑煮が、まさしくハバノリが入ったものでした。
その鮮烈な磯の香り
*macaroniより引用
実際は、入っているハバノリは(写真とは違って)少量だったと思います。
それでも食べた瞬間、只者じゃないヤツがこのお雑煮に潜んでいると分かるほどでした。
口や鼻いっぱいに広がる磯の香り。
もちろん、普段私が知っている海苔の香りではありません。
強烈に主張する香りなのですが、雑な香りではまったくなく、
食べ終わったあとは潔くその香りは消えていき、
鮮烈な印象だけが記憶に残るというスゴイ海苔でした。
もちろん、お餅との相性も抜群。
…こんなお雑煮があるのだと、すこし余韻に浸っていると、
お雑煮を前に出しながら「これ。なにか分かる?」と義父。
私は「…ハバノリ…ですかね?」と答えました。
すると義父は大笑いしながら、
「さすが〇〇君!食いしん坊だから何でも知ってるな!」と、
私のお腹周りを見渡しました(汗)
…なんだか褒められているのか馬鹿にされているのかわからない出来事でしたが、
ハバノリの思い出と共にあるのは、その義父の大笑いですね。
消えつつある味
「最近ハバノリがどんどん高くなっちゃったから、そんなに買ってないのよ。」
と、ご実家のお姉さんは言ってましたね。
実際最近のハバノリの値の上げ方は異常らしく、
その割には「お正月にはハバノリ!」という千葉のご家庭は多いものですから、
年々手に入りづらくなってきています。
私も、毎年冬になるとハバノリのことを思い出して買おうとするのですが、
大概売り切れか、
もしくは手が出ないほどの高値で売られているかのどちらかなんですよね。
…昔はいくらでもあったであろうこの海の幸も、
水の汚染や土砂の堆積等の理由で採れなくなってきているのがとても寂しいところ。
いずれなくなるかも知れないこの味ですが、
是非とも後世に残したい味の一つですね。
今のうちから!
というわけで、
夏の今のうちから皆様にお知らせしておけば、
手に入りやすいだろうと考えてのご紹介でした。
まだ食べたことがない方は、今のうちに(予約して)手に入れておけば、
次の冬にはハッピーになれますよ(笑)
知っている方も、これを機に是非とも手に入れてみて下さい。
ちょっと高いかと思われるかも知れませんが、
それに見合う味であることはお約束できるかと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント
たしかに昔『美味しんぼ』で読みましたーこれは間違いなく美味しいものです( ̄¬ ̄*)じゅる♪
当分は「あおさ」の味噌汁で我慢しときますw
あおさも充分美味しいんですけどね(^^)
ハバノリの香りは他のものには代えがたいのです(`・ω・´)