美味しいご飯はそのままで美味しい
ご飯です
…唐突ですが、ご飯炊けますか?
おそらく、「炊けるよ〜」という方がほとんどだと思いますが、
それは電子ジャーを使ってだと思われます(偏見)
フツーの鍋で直火で炊けるという方は、少ないんじゃないでしょうか。
ましてや、将棋のブログかと思って覗いたら、ご飯の炊き方ときたもんだ。
わけがわからないよ(笑)
…でもまあせっかくなんで、電子ジャーに頼らない
おいしいご飯の炊き方、お教えします。
お米を「洗う」
まずはお米を「洗う」ところからですね。
実は最近のお米は、一生懸命「研がない」ほうがいいのです。
というのも精米技術がだいぶ向上して、自宅に届くお米はほとんど「研ぐ」必要なし。
「となりのトトロ」でおばあちゃんが、主人公のサツキにポンプで水をくませながら、
羽釜の中で手のひらを使って「がしゃがしゃ」してたように、
「研ぐ」ことはないのですよ。
これですと、鍋もすぐに傷んでしまいますしね。
では炊く分量のお米を、ちゃちゃっと簡単に水で洗ってください。
ここでポイントがひとつ。
一番最初にお米が触れる水は、とても吸収しやすいので、
最初に入れる水では洗わず、できればザルを使って
すぐ水を捨てられるようにしてください。
水に一瞬さらす感じです。
というのも、お米自身についてるヌカや小さなゴミとかも一緒に吸収しちゃって
炊きあがったご飯に、少しニオイがついてしまうのです。
さらした水をすぐに捨てたいというのは、こうした理由によるものです。
あとは水を入れて、手で軽く撹拌→水を捨てるというのを2〜3回繰り返してOK。
これでお米洗いは終了です。
お米洗い、簡単ですね。
お米を「浸漬」
次はお米を水に漬けます。
「浸漬(シンセキ)」といいますが、この行程を踏むことで、
ご飯がよりふっくら炊きあがります。
お米1合に対して水は180ccが基本です。
例えばお米3合だったら、水540ccですね。
その計った水をお米に吸わせていきます。
好みのご飯の硬さがあると思いますので、そこは水の量で調整してください。
さて浸漬する時間ですが、夏場は30分、冬場は1時間を目安に水に漬け込みます。
お米の表面が水から出て、カピカピにならないよう気をつけてくださいね。
ここまで書いておいて今更ですが、硬いご飯が好きな人は、
この浸漬という行程を省くということもアリですね。
…それはお好みで(笑)
お米の浸漬、とても簡単ですね。
お米を「炊いて」ご飯にする
さて最後にお米を炊きましょう。
お米を炊く鍋は、蓋がついてるものなら何でもいいですが、
ここはせっかくなので土鍋を使いましょう。
タイトルに偽りあったらヒドイですからね(笑)
先ほど水に漬けておいたお米と水を土鍋に移します。
水はこぼさないよう注意!せっかく計ったのに、無駄になってしまいます。
(…最初から炊く鍋で浸漬しておけばこの行程は省けます。先にそう書いとけよ!)
そしてかるく表面をならして蓋をします。
このとき鍋の中がお米と水でいっぱいいっぱいだったり、
極端に少ないようでしたら鍋を変えてください。
鍋の深さの7割くらいがちょうど良いかと思います。
準備できたら鍋に蓋をして火を点けましょう。
強火でOKです。MAXの火力でOKです。
火を点けたら、鍋から「サイン」が出るまで待ちましょう。
土鍋の蓋の穴から、ゴボゴボうるさいくらいに蒸気が吹き出してきたら、
それが「サイン」です。
(穴がない蓋の鍋の場合、蓋の縁が浮き上がるくらい
カタカタ音がしだしたタイミングでOK)
急いで火を弱火にしましょう。MINIMUMの火力でOKです。
そうしたら、そのまま5分待ちます。
スマホで5分セットしても良いでしょう。
5分弱火で加熱したら、火を消します。
あとは20分放置すれば、ご飯が炊きあがります。
なんとこれだけ!!
なんて簡単!
あとは美味しくいただいちゃってください。
とても美味しいですよ。
土鍋でご飯が炊けるのもひとつの技術
いかがでしたか。
あまりにも簡単で拍子抜けしたのでは?
私も土鍋でご飯を炊くことは難しいと考えてた時期がありましたが、
この炊き方を知ってから、よく土鍋でご飯を炊くようになりました。
電子ジャーと違って保温ができないので、余ったご飯はラップにくるんで冷凍しますが、
この冷凍ご飯もチンするだけで美味しいのです。
…電子ジャー、いらないやん(笑)
あと、副次的でしたが、ちょっとしたサバイバル技術にもなりました。
災害等で電気が止まっても、お米と水と鍋と熱源があれば、
ご飯が美味しく炊けるんですよ。
これって地味にスゴイことだと思いますけどね。
是非とも土鍋でご飯、チャレンジしてみてください!
とっても簡単ですから!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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