この本に出会えてよかった
ノートPCクラッシュ!
私がLinuxと出会ったのが、去年になります。
自宅にはもちろんPCはありました。
Windows7から10に無償アップグレードした、
「NEC VALUESTAR VN770/F」という一体型PCです。
このPCには私も嫁も特に不満がなく、今もフツーに普段使いしています。
それに加え私は 「ASUS EeePC 1215B」というノートPCを持っていました。
主に仕事に使うためです。
…で、このノートPCもWindows7から10にアップグレードしようとしたんですね。
そしたら見事クラッシュしてしまいました(泣)
理由はわかりませんが、電源入れて「EeePC」のロゴが出たあと、
ずーっとカーソルが点滅状態。
BIOS画面は出るので、PC自体は壊れていないみたいなんですが、
もう一度アップグレードしようにも、Windows7自体が壊れているみたいなので、
「どうしょうもないな〜」と判断。そのままそのノートPCを放置してました。
アップグレードする前にバックアップを取っておいたので、
ダメージは最小限に抑えられましたが、
やっぱり「あのPC、もったいないなー」という考えが、
頭の片隅にずっとあったみたいですね。
ここで完全に忘れていたら、Linuxを知ることはなかったことでしょう。
本屋にて
ある日、何気なく入った本屋でひとつの雑誌に出会います。
「あと3年古いパソコンが使える本」という本でした。
見出しに「Linuxで復活!」とあります。
その当時私はLinuxというOSがあるということは知っていましたが、
とてもとても専門的なモノで、
バリバリ文系な自分には使えないと思っておりました。
しかし気になってしまったので、ちと立ち読みしてみます。
少し読み進めると、こういうふうに考えるようになりました。
「…ん? うちのノートPCも再生できるんじゃないかな?」
次の瞬間速攻でこの本を購入、自宅へGO!
家に眠っていたノートPCを引っ張り出してきました。
PC復活祭の始まりです(笑)
初めてのLinuxはLubuntu
私が購入した「あと3年古いパソコンが使える本」は、
Windows XPやVistaを搭載していたPC向けの本でして、
マイクロソフト社のサポートが切れ、(実質的に)使えなくなったマシンに
Linuxをインストールしましょうという趣旨の本でした。
一応私が持っていた1215BというPCは、Windows7が入ってましたので、
そこそこのスペックと思いきや、調べてみるとなかなかの低スペックぶり(笑)
結果、この本の想定しているPCとほぼ合致してました。
さて、さっそく外付けDVDを用意しPCにつなげ、「付録DVD」から
Linuxをインストール準備。
…付録DVDに入っていたLinuxはXubuntuとLubuntuという
ディストリビューションでした。
Ubuntuという、Linuxの中でも有名なディストリビューションの派生系でして、
それぞれのディストリビューションがPCに要求するスペックは、
Ubuntu>Xubuntu>Lubuntuといったところでしょうか。
右のモノほど動作が軽いってことですね。
PCの動作は軽い越したことないので、この中で最軽量のLubuntuを選択、
さっそくインストールしてみました。
…お。
問題なくインストールが進行している。
良かった。
君はまだ壊れてなかったのだね(笑)
Lubuntuの使用感
問題なくインストールが完了し、初めてのLinux、Lubuntuを
わくわくしながら使ってみました。
その結果。
…うーん。可もなく不可もない(笑)
というのもインターフェイスが、かっちりカクカク直線基調でして、
なんか馴染めないんですよね。
もちろんそうしたところで軽量化されているのは分かるんですけど、
そもそもWindows7マシンだったのに、
見た目のパワーダウン感がモロに現れてまして、
そのギャップを私自身が埋めきれなかったのが、多分一番の原因でしょう。
確かに動作はとても軽く、ネット閲覧も問題なかったので、
もともとXPマシンに搭載していたら、大満足だったのでしょうね。
うん。Lubuntuは悪くない(笑)
結局、私の初めてのLinuxであるLubuntuは、よくわからないままいじり倒し、
浅学のせいで元に戻せなくなって、数週間でサヨナラすることになりました(泣)
この時将棋倶楽部24で将棋を指そうと奮闘した経験(?)が今に生きてるのですが、
そのお話はまた今度。
お次はXubuntu
付録DVDに入っているなら仕方がない、お主も試してみようXubuntuよ(笑)
冗談はさておき、Xubuntuもインストールしてみましたよ。はい。
…結果、これまた可もなく不可もなく(泣)
やっぱりベンチマーク(指標)のOSがWindows7になってしまいますから、
どことなく不満が出てくるんですよね。
Windows7並のことを求めているわけではないのですが、
ある程度のことをしようとすると、すぐに行き詰まる(泣)
Ubuntuを解説しているサイトは数多くあるのですが、
Xubuntuのサイトはあんまりないというのも悲しかったです。
…まあそんなこんなで、Xubuntuも短命に終わりました。
かくてLinuxジプシーが生まれる…
ここまでくると、滅茶苦茶たくさんあるというLinuxディストリビューションを、
片っ端から試してやろうという気になってました。
そうやって色々試して、自分にあったOSが見つかったらラッキーくらいの気持ちで、
次々にLinuxをインストールする毎日が始まったのです(笑)
…まあすぐにLinuxMintに出会い、
そんなにはインストール地獄にははまらなかったのですけどね。
私は、初めて会った先の2つのディストリビューションのおかげで、
Linuxという世界もあるのだということが学べました。
それにより、
Windowsに頼らないPCライフが送れる
ということがわかったのです。
これは大収穫でした。
これからこのブログでは、皆様に広大なLinuxの世界の、
ほんの入り口だけでも紹介していけたらと考えてます。
ちなみにLinuxの各ディストリビューションは、
Wikipediaの「Linuxディストリビューションの比較」に簡単にまとめられてますから、
興味ある方はどうぞ。
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