「機関車トーマス」 その狂気の世界

きかんしゃトーマス

みんな大好き機関車トーマス

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(育児に)混乱と遅れが生じる?

SL機関車トーマス@家山
SL機関車トーマス@家山 posted by (C)ウツダー

 

機関車トーマス」は、男の子を育ててる親御さんなら

必ず見聞きしたことがある作品だと思います。

 

簡単に説明すると、青いタンク機関車である「トーマス」を中心に、

各種我の強い個性あふれる機関車たちのドタバタ劇という感じなのですが、

その話の大半は、各自人格を持った機関車どもの事故や失敗談みたいな構成で、

自業自得だろ。」というツッコミを待ってるかのよう。

ハッキリ言って子供に見せて良いモノなのかどうか、

親の頭を悩ます作品の一つであることに間違いありません。

子育てでお疲れになっているママさん方には総じて不評で、

「子供と一緒に見ててイライラする。」という意見をネットでよく見かけます。

 

…それでも当の子供たちには、何故かトーマス大人気。

我が家の二人の息子たちも、御多分に漏れず大好きですね。

果たして本当に幼児教育に相応しい作品なのかどうかを自問自答し、

子供が大好きだからなーというアンビバレンツな気持ちを抱きながら観賞するという

一風変わったCGアニメとなっております。

 

一方うちの長男くんが大好きな「新幹線変形ロボ シンカリオン」は、
大きなお友達大人でも十分鑑賞に耐えうる作品となってます。
家族関係の良好なエヴァンゲリオン」という感じで、
自分たちの都合で子供たちを戦場に送り込んでいることを、
当の大人たちが激しく後悔し続けているという設定が、
今までのロボットアニメにはない斬新さです。
加えて「初音ミク」や「エヴァ」ともコラボしたり、
声優陣がムダに豪華だったりとネタ満載なアニメです。
一度ご覧になってみることをお勧めします。

 

とりわけ次に上げる作中の歌が失笑ものなのですが、

なぜか妙に中毒性があり

子供にヘビーローテーションを強要されても「仕方ないなぁ。」

と思えてしまう出来となっております。

 

事故が起きる過程を、高らかに歌い上げるこの迷曲名曲『じこはおこるさ』

ヒューマンエラーが原因の大事故さえも

「まったく、しょうがないなー。」

…と、思わせようとしてるフシがある確信犯的なリリック(歌詞)で、

初めて聴いた大人の度肝を抜きます。

この曲を聴いてから、トーマスを好きになった親御さんも多いとか少ないとか。

これだけでも「機関車トーマス」のぶっ飛んだ世界観を説明するのに

十分なような気がしますけどね。

 

トップハム・ハット卿

個別に話を追っていても、かなりキョーレツな内容のものもありまして、

その話をいちいち語ってたらキリがないほどですが、

中でも特に私の印象に残っているのが、

トップハム・ハットきょうのおかあさん

という回です。

トップハム・ハット卿というのは、トーマスら機関車たちの大元締め、

いわば上司に当たる人なのですが、

この人残念なことに重度のマザコンでして、

母親の言うことに逆らえないのです。

ある日風邪を引いてしまったトップハム・ハット卿に、

仕事を休んで家に帰りなさいと厳命するハット卿のお母さん。

一応ハット卿は、

「(鉄道の運行管理があるので)私の代わりになるものがいないとダメですよ。」

と引き下がるのですが、

「そういうことなら、私がやりましょう。なんとかなるわ。」

と、いとも簡単にとんでもないことを引き受けます。

JRの職員が聞いたら、「なんとかなるかーーい!!(怒)」と、

助走をつけてグーで殴りに来るくらいヒドイ

しかもハット卿を帰らせたあと、まず始めにした仕事が、

トーマスに自分の帽子を取って来いという、めちゃくちゃ公私混同な命令でした。

このクレイジーなおばあちゃん、その後色々な命令をし、

当然のように「混乱と遅れを生じさせる」のですが、

結局「エミリー」という、

この世界では珍しく常識的な女性機関車(?)のお陰で、

被害は最小限に治まります。

怪我人が出てたらどう責任を取るつもりだったんだとイライラしつつ、

ハット卿のおかあさんのエキセントリックな言動に

すっかり珍獣を観るような気持ちをもったまま、

最後まで観てしまいました。

…ええいしまった!

これは孔明の罠だったのか(汗)

 

一応下に動画を貼っておきます。

気になった方はご覧ください。

 

…ああああ。

すでにおかあさんの狂気じみたご尊顔が…

【閲覧注意】指定したほうが良いですかね?(苦笑)

 

…なおこのブログは、

子供に混乱と遅れを

夢と感動を届ける「機関車トーマス」を応援し続けます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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